[私事]謹賀新年 - 2022.01.01 Sat
新年明けましておめでとうございます。
年明け早々、書き出しから弱音というのはいかがなものか…と我ながら思うのですが、2021年はここですべてを振り返るのが憚れるほどキツイ1年となってしまいました。
その原因のほとんどがコロナ渦という特殊な事情によるものですが、雑誌・書籍を中心としたアートディレクションという職業柄、身近な仕事仲間はもちろん、さまざまな業界からも漏れ伝わる苦悩に向き合う機会が多く、それに対して明確な次善策やアクションを示しきれなかったという、精神的に追い詰められた時間が長かったように思います。それでも、あえて付け加えさせていだくならば、自身の仕事については難しい時代を自分なりに分析して、娯楽性を強く意識した物作りを完遂したという自負はあります。そうすることでしか自分を救えない…と言っては大袈裟かもしれませんが、とにかく頑張りました。
2021年も延期になってしまったり、流れてしまったお仕事がたくさんあって、売上げ的にもフリーになってからはいちばん苦戦した1年となってしまいましたが、それでも少しの節制で普通に暮らすことはできたのと、信頼をもって僕を起用してくれた方が多くいらっしゃったことで報われました。それと、夏頃の所謂「第5波」の頃は特に、新型コロナウイルス感染症という病が身近に迫っているという緊張感もありましたが、大きく体調を崩すことなく1年を過ごせたのは幸運だったと心から思っています。
2020年2月から完全に活動をストップしている Various Techniques の活動ですが、先の見通しを語るにはまだ時期尚早という段階なのですが、おそらく6月くらいまでは資金面などの事情もあって再開は難しいと読んでいます。その資金面に直結する話にもなるのですが、実は秋くらいから作業場の立ち退きという話があって、現時点では確定事項ではないものの、もし決まれば速やかに…という悩ましい問題も抱えています。僕が不良住人とかそういう理由ではないのですが、これまた今はまだ事情をハッキリと書けないのがもどかしいというか…。
日頃、SNSなどでは娯楽屋という僕の気質もあってキツイだツライだは書かないように努めているつもりですが、このブログだけは常に本心を晒してきたのでここまで書きましたけど、ちょっと暗すぎますねw もちろん、前向きになれそうなお仕事のお話も現時点でたくさんいただいていて、僕にできることは真正面から取り組んで、誰かの「まんざらでもない1日」のために身体を張ること。そして僕も2022年を少しでも明るく過ごすことだけなのですが、やはりこのコロナという疫病と、それが僕たちの心に及ぼす影響…という部分がまったく見えてこないので歯切れが悪い表現ばかりになってしまいます。ホントにすみません。
最後に、大切なご報告なのですが、2021年に公式Twitterにてご報告させていただきました第10期ステキ企画の支援先につきましては、また春頃に確定できればと考えております。というか、ついに第10期の支援金は100パーセント僕の売上げだけで決まってしまうのですが、これは Various Techniques の活動がどうであれ、僕がこの仕事を続ける限り継続しようと思っています。よって、こちらについても時期が見えたらご報告させていただきます。
なんだか例年以上に、ハッキリとしたことが言えない半端なご挨拶となってしまいましたが、とにかく辞めるという選択は絶対にないので、本年も Various Techniques をよろしくお願いします!




毎年、新年のご挨拶は横浜DeNAベイスターズ絡みの画像ばかりになってしまうのですが、昨年は「2021年はもっと外出する」という目標を掲げ、社会的に多くの制約がある中でもそれは達成できました。とはいっても、大規模な娯楽興行は一部プロスポーツを除けばまたしても自粛の波に呑まれ、僕自身も売上げというカタチでその影響を受けて観戦数は2019年よりは控えめとなりました(泣)。さらに動員制限やアルコール販売の自粛など、平時とは異なる観戦環境は時にはストレスに感じることもありましたが、それでもプロ野球にすがり、救われたという感謝の気持ちが大きいです。ペナントレースの結果だけで見れば、我らがベイスターズはリーグ最下位となってしまいましたが、巻き返しのシーズンをかつてのように満員のハマスタで大騒ぎしながら楽しむことができるよう、心から祈っています
※当HPをスマホでご覧いただいている皆様にお願いです。当HPはリンクや画像をフルでお楽しみいただくことができる、PCビューモードでの閲覧を推奨します。スマホ版画面右上か右下のモニター型アイコンを選択してください。ご不便をお掛けしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
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年明け早々、書き出しから弱音というのはいかがなものか…と我ながら思うのですが、2021年はここですべてを振り返るのが憚れるほどキツイ1年となってしまいました。
その原因のほとんどがコロナ渦という特殊な事情によるものですが、雑誌・書籍を中心としたアートディレクションという職業柄、身近な仕事仲間はもちろん、さまざまな業界からも漏れ伝わる苦悩に向き合う機会が多く、それに対して明確な次善策やアクションを示しきれなかったという、精神的に追い詰められた時間が長かったように思います。それでも、あえて付け加えさせていだくならば、自身の仕事については難しい時代を自分なりに分析して、娯楽性を強く意識した物作りを完遂したという自負はあります。そうすることでしか自分を救えない…と言っては大袈裟かもしれませんが、とにかく頑張りました。
2021年も延期になってしまったり、流れてしまったお仕事がたくさんあって、売上げ的にもフリーになってからはいちばん苦戦した1年となってしまいましたが、それでも少しの節制で普通に暮らすことはできたのと、信頼をもって僕を起用してくれた方が多くいらっしゃったことで報われました。それと、夏頃の所謂「第5波」の頃は特に、新型コロナウイルス感染症という病が身近に迫っているという緊張感もありましたが、大きく体調を崩すことなく1年を過ごせたのは幸運だったと心から思っています。
2020年2月から完全に活動をストップしている Various Techniques の活動ですが、先の見通しを語るにはまだ時期尚早という段階なのですが、おそらく6月くらいまでは資金面などの事情もあって再開は難しいと読んでいます。その資金面に直結する話にもなるのですが、実は秋くらいから作業場の立ち退きという話があって、現時点では確定事項ではないものの、もし決まれば速やかに…という悩ましい問題も抱えています。僕が不良住人とかそういう理由ではないのですが、これまた今はまだ事情をハッキリと書けないのがもどかしいというか…。
日頃、SNSなどでは娯楽屋という僕の気質もあってキツイだツライだは書かないように努めているつもりですが、このブログだけは常に本心を晒してきたのでここまで書きましたけど、ちょっと暗すぎますねw もちろん、前向きになれそうなお仕事のお話も現時点でたくさんいただいていて、僕にできることは真正面から取り組んで、誰かの「まんざらでもない1日」のために身体を張ること。そして僕も2022年を少しでも明るく過ごすことだけなのですが、やはりこのコロナという疫病と、それが僕たちの心に及ぼす影響…という部分がまったく見えてこないので歯切れが悪い表現ばかりになってしまいます。ホントにすみません。
最後に、大切なご報告なのですが、2021年に公式Twitterにてご報告させていただきました第10期ステキ企画の支援先につきましては、また春頃に確定できればと考えております。というか、ついに第10期の支援金は100パーセント僕の売上げだけで決まってしまうのですが、これは Various Techniques の活動がどうであれ、僕がこの仕事を続ける限り継続しようと思っています。よって、こちらについても時期が見えたらご報告させていただきます。
なんだか例年以上に、ハッキリとしたことが言えない半端なご挨拶となってしまいましたが、とにかく辞めるという選択は絶対にないので、本年も Various Techniques をよろしくお願いします!




毎年、新年のご挨拶は横浜DeNAベイスターズ絡みの画像ばかりになってしまうのですが、昨年は「2021年はもっと外出する」という目標を掲げ、社会的に多くの制約がある中でもそれは達成できました。とはいっても、大規模な娯楽興行は一部プロスポーツを除けばまたしても自粛の波に呑まれ、僕自身も売上げというカタチでその影響を受けて観戦数は2019年よりは控えめとなりました(泣)。さらに動員制限やアルコール販売の自粛など、平時とは異なる観戦環境は時にはストレスに感じることもありましたが、それでもプロ野球にすがり、救われたという感謝の気持ちが大きいです。ペナントレースの結果だけで見れば、我らがベイスターズはリーグ最下位となってしまいましたが、巻き返しのシーズンをかつてのように満員のハマスタで大騒ぎしながら楽しむことができるよう、心から祈っています
※当HPをスマホでご覧いただいている皆様にお願いです。当HPはリンクや画像をフルでお楽しみいただくことができる、PCビューモードでの閲覧を推奨します。スマホ版画面右上か右下のモニター型アイコンを選択してください。ご不便をお掛けしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
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[ステキ企画]第9期支援額振込完了のご報告と、Various Techniquesの近況。 - 2021.07.21 Wed
2019年9月1日から2020年8月31日までに皆様からお預かりしておりました、ステキ企画第9期支援金の支援先への振込完了、ならびに寄付金受領証明書が届きましたのでご報告申し上げます。2020年9月以降もコツコツと自分の売上からも少しずつ積み立てて、最終的なお代は25000円となりました。この難しい時代にあって、それでも心意気をお寄せいただいた皆様に心より御礼申し上げます。
その支援先ですが、今期も東京を拠点に活動されております「認定特定非営利活動法人カタリバ」様へ、全額寄付させていただきました。その活動内容につきましては、まずはこちらのリンクをご一読ください。
上記リンクにある活動の内容ほか、様々な困難の中にある児童への支援活動を展開するカタリバ様への寄付は2016年から継続させていただいておりますが(その理由については前期の記事をお読み下さい)、ステキ企画は「東日本大震災による被災児童への支援」という(ざっくりとした)ルールがありますので、寄付にあたりカタリバ様が東日本大震災による被災児童へのサポートととして運営されている、コラボ・スクール(宮城県女川町/岩手県大槌町)の活動に用途を指定させていただいたことをご報告申し上げます。
現在、Various Techniques の活動は休止中ですが、アートディレクション・グラフィックデザインという僕の仕事は、コロナ渦による混乱はありながらも続けることができています。2020年の時点で、スケジュールや収入などについては2021年のほうがキツくなるという予測はしていましたが、残念ながらそれは的中してしまいました…。そんな事情もあって、2021年もこのまま活動を休止することになりそうなのですが、状況が許せば9月にイベント出店のお話をいただいているので、ひょっとしたら新作があるかもしれません。こちらについては決まり次第ご報告させていただきます。
これは個人的な心情の話になるのですが、まずはこの騒ぎが収まって、誰もが好きなときに好きな場所に遊びに行ける世の中になるまでは、書籍制作など僕がもっとも得意とする分野で、(ただ忙しいという理由だけではなく)責任を持って娯楽を世に送り出すことが最優先と考えていて、Various Techniques の活動はいつか必ず再開することは間違いないのですが、その在り方も含めて色々と考えたいと思っています。僕のアートディレクション・グラフィックデザインのお仕事については、公開できるものについてはすべてウチの公式twitterにて宣伝も兼ねてご報告させていただいているので、ぜひご覧になってみてください。
事情あってのこととはいえ、かれこれ2年近くも新作がないという体たらくについては、本当に心苦しく思っています。そんな中でも、制限だらけの世の中でウチのウェアを大切に着てくれている皆様には感謝に堪えません、少なくとも着倒していただいたウェアがボロボロになる頃には新作、再生産などのお話ができるようにがんばります。まずは時節柄、くれぐれもお身体には気をつけて、またイベントなどで再会する日を楽しみにしております。今後とも Various Techniques をよろしくお願い申し上げます。

いただいた寄付金受領証明書の画像です。金額につきましては画像をご参照下さい。今回も通常の領収書ではなく、僕個人の名義(個人事業主としての登録名義です。ちょっとモロに住所とか入っているので、画像は少しボカしてあります)で発行していただきました。こういった状況なので、本来であれば記念すべき第10期ステキ企画は例年のように期間は設けず、2021年の確定申告で優遇された額と僕の売上げを積み立てて継続していくので、ある程度学が決まった時点で、こちらで報告させていただきます
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その支援先ですが、今期も東京を拠点に活動されております「認定特定非営利活動法人カタリバ」様へ、全額寄付させていただきました。その活動内容につきましては、まずはこちらのリンクをご一読ください。
上記リンクにある活動の内容ほか、様々な困難の中にある児童への支援活動を展開するカタリバ様への寄付は2016年から継続させていただいておりますが(その理由については前期の記事をお読み下さい)、ステキ企画は「東日本大震災による被災児童への支援」という(ざっくりとした)ルールがありますので、寄付にあたりカタリバ様が東日本大震災による被災児童へのサポートととして運営されている、コラボ・スクール(宮城県女川町/岩手県大槌町)の活動に用途を指定させていただいたことをご報告申し上げます。
現在、Various Techniques の活動は休止中ですが、アートディレクション・グラフィックデザインという僕の仕事は、コロナ渦による混乱はありながらも続けることができています。2020年の時点で、スケジュールや収入などについては2021年のほうがキツくなるという予測はしていましたが、残念ながらそれは的中してしまいました…。そんな事情もあって、2021年もこのまま活動を休止することになりそうなのですが、状況が許せば9月にイベント出店のお話をいただいているので、ひょっとしたら新作があるかもしれません。こちらについては決まり次第ご報告させていただきます。
これは個人的な心情の話になるのですが、まずはこの騒ぎが収まって、誰もが好きなときに好きな場所に遊びに行ける世の中になるまでは、書籍制作など僕がもっとも得意とする分野で、(ただ忙しいという理由だけではなく)責任を持って娯楽を世に送り出すことが最優先と考えていて、Various Techniques の活動はいつか必ず再開することは間違いないのですが、その在り方も含めて色々と考えたいと思っています。僕のアートディレクション・グラフィックデザインのお仕事については、公開できるものについてはすべてウチの公式twitterにて宣伝も兼ねてご報告させていただいているので、ぜひご覧になってみてください。
事情あってのこととはいえ、かれこれ2年近くも新作がないという体たらくについては、本当に心苦しく思っています。そんな中でも、制限だらけの世の中でウチのウェアを大切に着てくれている皆様には感謝に堪えません、少なくとも着倒していただいたウェアがボロボロになる頃には新作、再生産などのお話ができるようにがんばります。まずは時節柄、くれぐれもお身体には気をつけて、またイベントなどで再会する日を楽しみにしております。今後とも Various Techniques をよろしくお願い申し上げます。

いただいた寄付金受領証明書の画像です。金額につきましては画像をご参照下さい。今回も通常の領収書ではなく、僕個人の名義(個人事業主としての登録名義です。ちょっとモロに住所とか入っているので、画像は少しボカしてあります)で発行していただきました。こういった状況なので、本来であれば記念すべき第10期ステキ企画は例年のように期間は設けず、2021年の確定申告で優遇された額と僕の売上げを積み立てて継続していくので、ある程度学が決まった時点で、こちらで報告させていただきます
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[私事]謹賀新年 - 2021.01.01 Fri
新年明けましておめでとうございます。
誰にとってもそうだったと思いますが、2020年は筆舌に尽くしがたいムチャクチャな1年となってしまいました。昨年の今頃は年跨ぎの大仕事をこなしながら幸先の良いスタートを喜んでいたのですが、それが瓦解するのはホントにアッという間のことで…。
多くの出版物、特に雑誌はジャンルに関係なく、誌面を構成する要素の多くが他業界との協力関係なくしては成り立たず、よって出版業界の事情だけで完成させることはできません。僕たちは仕事を通じて、さまざまな業界がコロナ渦によって受けたダメージの大きさをリアルタイムで知ることとなるのですが、それは同時に出版業界もタダではすまないことを意味します。僕が参加させていただいている定期刊行物については、制作手法などを徹底的に見直して発行を続けることができましたが、GW〜夏に予定されていた書籍・ムックなどの所謂「単発モノ」の制作については、さまざまな理由からほとんどの作業がストップとなりました。当時の状況を思えば、それは完全に正しい判断だったと思います。
そんな大きな不安を抱えたまま緊急事態宣言が発令され、世は自粛期間へと突入していくのですが、僕は2019年12月から続く繁忙期によって、すでにリモートワークを駆使したステイホーム状態でした。いくら仕事が好きとはいえ、締切・校了というゴールによって得られる達成感や開放感を抜きに、この生活を続けなければならないという展開には軽い絶望すら覚えました。ですが、少なくとも上半期に予定されていたお仕事は緊急事態宣言が解除されれば(例年とは異なる難易度が伴う状況で)制作が再開することは決まっていて、その時に向けて準備だけは進めようと腹を括りました。
それが正解だったかどうかは僕にもわからないのですが、自粛期間中は生活を昼夜逆転させて、深夜のランニングなどトレーニング量を増やして体力を維持。それと例年以上に作業場に籠もる時間が増えるはずなので、独立してから散らかる一方だった作業場のリニューアル(大掃除と模様替え、それと思いきった断捨離ですね)に着手しました。とにかく、次の繁忙期に仕事仲間から心身ともに「なんか、なまってない?」とか絶対に言われたくなかったので、自分でもビックリするくらい集中して取り組むことができた…気がします。
おかげさまで、予定通り下半期からは怒濤の展開で、結果的に2020年も多くの書籍ほかのアートディレクション・デザインに関わることができました。コロナ渦以前に決まっていた企画については無事完走できた反面、お仕事の本数自体は自粛期間の影響などもあって減少、収入面は少々苦しいことになってしまいましたが、この難しい年に食うことができただけでも御の字です。そんなことより、僕にとっていちばん重要だったのは、多くの人が趣味などに没頭する時間が増えるであろう状況下で、娯楽産業従事者として僕がすべきことはなにか? と考えた結果、いただいたお仕事のほぼすべてにおいて、例年よりも「没入感」を強く意識してデザイン工程の「(見えない表現も含めた)手数」を少しだけですが増やすという工夫を盛り込めたことです。僕自身がコロナ渦によって外出する機会が激減してしまったこともあるのですが、ここまで執念深く仕事のことしか考えなかった1年ははじめてのことで、反省点は多々あれど、なんとかやりきることができました。この社会状況は残念ながらもう少し続いてしまうようなので、今年もアレコレと工夫を盛り込んだ本作りに務めたいと思っています。
一方で、Various Techniques の活動は1月から福袋という形式で準新作を発表し、例年通り3月から本格的に活動をスタートする予定でした。ですが、GWまでに出店を予定していたイベントがすべて開催見合わせとなったこと、それとデザインのお仕事すべての先行きが読めなくなったことで、お恥ずかしい話ですがVTの活動予算を万一の場合に備えてプールしておく必要に迫られたことを機に、そのまま2020年は活動を見合わせるという決断をしました。仮に活動を続けていたとしても、例年では考えられないような不測の事態が連発する状況下で、出店などのスケジュールを組むことは不可能であること、そして新作をご用意できたとしても、作っただけでほったらかしになる可能性が高く、正直それらに悩む時間も余裕もありませんでした。
さらに、昨年のご挨拶で軽く触れたのですが Various Techniques の2021年の活動テーマは2019年の時点で決めていて、その準備も進めていました。2021年はアメリカ同時多発テロから20年、そして東日本大震災から10年になります。絶えることなく世界中で起きている数多の不幸の中でも、特に僕たちの心に暗い影を落とした出来事が10年というサイクルで繰り返されることがないように…そんな願いを込めて2021年は「Peaceful(平穏無事)」というテーマで、僕や各方面の仲間たちに表現してもらい、それをTシャツというカタチで発信する予定でした。しかしながら、2021年は元旦からすでに平穏無事とはほど遠い状況で、この現実を前に敗北感すら感じています。というわけで、このテーマは残念ながら2031年に再度挑戦することになるのですが、今年の活動をどうするかについては、自分が置かれている状況など、もう少し様子を見て判断したいと思っています。
そんな中、実は2020年の防備録を兼ねて「東京・新宿区に住む馬の骨Aのドキュメント」っぽい連載記事を準備中なのですが、内容的にどうしても面白くすることができず(そもそも面白くなるわけがないんですけど)悩んでいます。基本的には少々エグい本心を交えた「良い子はマネしないでね」という内容なのですが、こうも世相が不安定だと掲載時期によって受け止め方も変わってきてしまうので、いつから始めようかと現在も思案中です。こちらも決まり次第HPやSNSでご報告させていただきます。なんかすみません。
最後に、大切なご報告なのですが、2020年に公式Twitterにてご報告させていただきました第9期ステキ企画の支援先につきましては、また春頃に支援先を確定できればと考えております。2020年は実質1月だけの活動でしたが、それでも多くの方から心意気をお預かりしております。本当にありがとうございました。
なんだか例年以上に歯切れの悪いご報告ばかりになってしまいましたが、本年も Various Techniques をよろしくお願いします!


毎年、新年のご挨拶は横浜DeNAベイスターズ絡みの画像ばかりになってしまうのですが、2020年に東京を出たのはほんの数回で、そのほとんどが横浜スタジアムでした。写真は2019年のクライマックスシリーズ・ファーストステージ第3戦以来、ほぼ1年ぶりに訪れたハマスタの様子です。この時は「やっと帰ってくることができた」という感慨もあったのですが、同時にスタンドの景色から現状がいかに異常かがダイレクトに伝わってきて、必ずしも楽しかったとは言えない心境になったことを覚えています。ですが、それはプロ野球に限った話ではありませんが、2020年はどこの業界も経験したことがない困難の中、多少の無理や違和感がある中でもアイデアを練って、なんとか乗り切ろうという気概によって心が救われたと感じたことも多く、同時に、自分の仕事を守りたければ誰かの仕事も守らなければならない、という当たり前のことをあらためて思い知りました。正直、どこに出かけるにもマスクして消毒して、ライブもスポーツも声は出さずに静かに観るなんて、それに慣れることなんて絶対にないし、自分の手でしか利益を生み出せない個人事業主という立場上、慎重にならなければならない側面もあるにせよ、また春が訪れたら2020年よりは積極的に外に出ようと思っています
※当HPをスマホでご覧いただいている皆様にお願いです。当HPはリンクや画像をフルでお楽しみいただくことができる、PCビューモードでの閲覧を推奨します。スマホ版画面右上か右下のモニター型アイコンを選択してください。ご不便をお掛けしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
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誰にとってもそうだったと思いますが、2020年は筆舌に尽くしがたいムチャクチャな1年となってしまいました。昨年の今頃は年跨ぎの大仕事をこなしながら幸先の良いスタートを喜んでいたのですが、それが瓦解するのはホントにアッという間のことで…。
多くの出版物、特に雑誌はジャンルに関係なく、誌面を構成する要素の多くが他業界との協力関係なくしては成り立たず、よって出版業界の事情だけで完成させることはできません。僕たちは仕事を通じて、さまざまな業界がコロナ渦によって受けたダメージの大きさをリアルタイムで知ることとなるのですが、それは同時に出版業界もタダではすまないことを意味します。僕が参加させていただいている定期刊行物については、制作手法などを徹底的に見直して発行を続けることができましたが、GW〜夏に予定されていた書籍・ムックなどの所謂「単発モノ」の制作については、さまざまな理由からほとんどの作業がストップとなりました。当時の状況を思えば、それは完全に正しい判断だったと思います。
そんな大きな不安を抱えたまま緊急事態宣言が発令され、世は自粛期間へと突入していくのですが、僕は2019年12月から続く繁忙期によって、すでにリモートワークを駆使したステイホーム状態でした。いくら仕事が好きとはいえ、締切・校了というゴールによって得られる達成感や開放感を抜きに、この生活を続けなければならないという展開には軽い絶望すら覚えました。ですが、少なくとも上半期に予定されていたお仕事は緊急事態宣言が解除されれば(例年とは異なる難易度が伴う状況で)制作が再開することは決まっていて、その時に向けて準備だけは進めようと腹を括りました。
それが正解だったかどうかは僕にもわからないのですが、自粛期間中は生活を昼夜逆転させて、深夜のランニングなどトレーニング量を増やして体力を維持。それと例年以上に作業場に籠もる時間が増えるはずなので、独立してから散らかる一方だった作業場のリニューアル(大掃除と模様替え、それと思いきった断捨離ですね)に着手しました。とにかく、次の繁忙期に仕事仲間から心身ともに「なんか、なまってない?」とか絶対に言われたくなかったので、自分でもビックリするくらい集中して取り組むことができた…気がします。
おかげさまで、予定通り下半期からは怒濤の展開で、結果的に2020年も多くの書籍ほかのアートディレクション・デザインに関わることができました。コロナ渦以前に決まっていた企画については無事完走できた反面、お仕事の本数自体は自粛期間の影響などもあって減少、収入面は少々苦しいことになってしまいましたが、この難しい年に食うことができただけでも御の字です。そんなことより、僕にとっていちばん重要だったのは、多くの人が趣味などに没頭する時間が増えるであろう状況下で、娯楽産業従事者として僕がすべきことはなにか? と考えた結果、いただいたお仕事のほぼすべてにおいて、例年よりも「没入感」を強く意識してデザイン工程の「(見えない表現も含めた)手数」を少しだけですが増やすという工夫を盛り込めたことです。僕自身がコロナ渦によって外出する機会が激減してしまったこともあるのですが、ここまで執念深く仕事のことしか考えなかった1年ははじめてのことで、反省点は多々あれど、なんとかやりきることができました。この社会状況は残念ながらもう少し続いてしまうようなので、今年もアレコレと工夫を盛り込んだ本作りに務めたいと思っています。
一方で、Various Techniques の活動は1月から福袋という形式で準新作を発表し、例年通り3月から本格的に活動をスタートする予定でした。ですが、GWまでに出店を予定していたイベントがすべて開催見合わせとなったこと、それとデザインのお仕事すべての先行きが読めなくなったことで、お恥ずかしい話ですがVTの活動予算を万一の場合に備えてプールしておく必要に迫られたことを機に、そのまま2020年は活動を見合わせるという決断をしました。仮に活動を続けていたとしても、例年では考えられないような不測の事態が連発する状況下で、出店などのスケジュールを組むことは不可能であること、そして新作をご用意できたとしても、作っただけでほったらかしになる可能性が高く、正直それらに悩む時間も余裕もありませんでした。
さらに、昨年のご挨拶で軽く触れたのですが Various Techniques の2021年の活動テーマは2019年の時点で決めていて、その準備も進めていました。2021年はアメリカ同時多発テロから20年、そして東日本大震災から10年になります。絶えることなく世界中で起きている数多の不幸の中でも、特に僕たちの心に暗い影を落とした出来事が10年というサイクルで繰り返されることがないように…そんな願いを込めて2021年は「Peaceful(平穏無事)」というテーマで、僕や各方面の仲間たちに表現してもらい、それをTシャツというカタチで発信する予定でした。しかしながら、2021年は元旦からすでに平穏無事とはほど遠い状況で、この現実を前に敗北感すら感じています。というわけで、このテーマは残念ながら2031年に再度挑戦することになるのですが、今年の活動をどうするかについては、自分が置かれている状況など、もう少し様子を見て判断したいと思っています。
そんな中、実は2020年の防備録を兼ねて「東京・新宿区に住む馬の骨Aのドキュメント」っぽい連載記事を準備中なのですが、内容的にどうしても面白くすることができず(そもそも面白くなるわけがないんですけど)悩んでいます。基本的には少々エグい本心を交えた「良い子はマネしないでね」という内容なのですが、こうも世相が不安定だと掲載時期によって受け止め方も変わってきてしまうので、いつから始めようかと現在も思案中です。こちらも決まり次第HPやSNSでご報告させていただきます。なんかすみません。
最後に、大切なご報告なのですが、2020年に公式Twitterにてご報告させていただきました第9期ステキ企画の支援先につきましては、また春頃に支援先を確定できればと考えております。2020年は実質1月だけの活動でしたが、それでも多くの方から心意気をお預かりしております。本当にありがとうございました。
なんだか例年以上に歯切れの悪いご報告ばかりになってしまいましたが、本年も Various Techniques をよろしくお願いします!


毎年、新年のご挨拶は横浜DeNAベイスターズ絡みの画像ばかりになってしまうのですが、2020年に東京を出たのはほんの数回で、そのほとんどが横浜スタジアムでした。写真は2019年のクライマックスシリーズ・ファーストステージ第3戦以来、ほぼ1年ぶりに訪れたハマスタの様子です。この時は「やっと帰ってくることができた」という感慨もあったのですが、同時にスタンドの景色から現状がいかに異常かがダイレクトに伝わってきて、必ずしも楽しかったとは言えない心境になったことを覚えています。ですが、それはプロ野球に限った話ではありませんが、2020年はどこの業界も経験したことがない困難の中、多少の無理や違和感がある中でもアイデアを練って、なんとか乗り切ろうという気概によって心が救われたと感じたことも多く、同時に、自分の仕事を守りたければ誰かの仕事も守らなければならない、という当たり前のことをあらためて思い知りました。正直、どこに出かけるにもマスクして消毒して、ライブもスポーツも声は出さずに静かに観るなんて、それに慣れることなんて絶対にないし、自分の手でしか利益を生み出せない個人事業主という立場上、慎重にならなければならない側面もあるにせよ、また春が訪れたら2020年よりは積極的に外に出ようと思っています
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[ステキ企画]第8期支援額振込完了のご報告と、Various Techniquesの近況。 - 2020.07.01 Wed
2018年9月1日から2019年8月31日までに皆様からお預かりしておりました、ステキ企画第8期支援金の支援先への振込完了、ならびに寄付金受領証明書が届きましたのでご報告申し上げます。
その支援先ですが、今期も東京を拠点に活動されております「認定特定非営利活動法人カタリバ」様へ、全額寄付させていただきました。その活動内容につきましては、まずはこちらのリンクをご一読ください。
上記リンクにある活動の内容ほか、様々な困難の中にある児童への支援活動を展開するカタリバ様への寄付は2016年から継続させていただいておりますが(その理由については前期の記事をお読み下さい)、ステキ企画は「東日本大震災による被災児童への支援」という(ざっくりとした)ルールがありますので、寄付にあたりカタリバ様が東日本大震災による被災児童へのサポートととして運営されている、コラボ・スクール(宮城県女川町/岩手県大槌町)の活動に用途を指定させていただいたことをご報告申し上げます。
今回もご賛同、ご協力いただいた皆様に改めて御礼申し上げます。第9期ステキ企画は2019年9月1日から2020年8月31日まで継続中…と、例年であれば書くところなのですが、2020年は世界中で猛威をふるう新型コロナウィルス感染症の影響で予定していた出店がすべて流れ、仕事のスケジュールも常に流動的です。幸いなことに7月1日現在、まったく仕事がない月はなかったのですが、お恥ずかしい話、先のことを考えるとTシャツを作るために確保した予算の用途を改めなければならない…というのが正直なところで、現在は Various Techniques の活動を休止しています。
そんな中、僕が大切にしている大好きなライブハウスをはじめとする「夜の遊び場」が壊滅的な被害を受けており、すでにVTのために捻出した予算の半分くらいを各地へのドネーションに割り当ててしまったので、今年の活動はもう少し様子を見て、あらためて予算面から考え直したいと思っています。思えば、2011年もウチの在庫はすべて被災地に送り、在庫ゼロから再スタート〜新作は1着のみ〜販売する機会もほぼなく廃盤という経験をしていて、残りの人生も10年に1度はこういうことが起こるんだという覚悟は持っていなければならない、ということなのかもしれません。
最後に、誰も彼もが難しい時間を強いられる状況ではありますが、もう少し公私共に先が見えてきたら、必ず Various Techniques の活動を再開しますので、どうか見捨てないでください! それと、2020年3月までにお預かりした心意気もございますので、また10月くらいに総額などをご報告申し上げます。よろしくお願いします!

いただいた寄付金受領証明書の画像です。金額につきましては画像をご参照下さい。今回も通常の領収書ではなく、僕個人の名義(個人事業主としての登録名義です。ちょっとモロに住所とか入っているので、画像は少しボカしてあります)で発行していただきました。2020年の確定申告で優遇された額については現在(細々と)継続中の第9期ステキ企画に還元させていただきます。ただ、僕の収入や支出から優遇額を正確に算出するのは難しいそうで、税理士さんの助言をもとに自分でパーセンテージを計算してみました。その公式を明かしてしまうと僕の収入ほかが赤裸々に晒されてしまうので、多少大袈裟な額を乗せさせていただきました、というコトでお許しいただければ幸いです
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その支援先ですが、今期も東京を拠点に活動されております「認定特定非営利活動法人カタリバ」様へ、全額寄付させていただきました。その活動内容につきましては、まずはこちらのリンクをご一読ください。
上記リンクにある活動の内容ほか、様々な困難の中にある児童への支援活動を展開するカタリバ様への寄付は2016年から継続させていただいておりますが(その理由については前期の記事をお読み下さい)、ステキ企画は「東日本大震災による被災児童への支援」という(ざっくりとした)ルールがありますので、寄付にあたりカタリバ様が東日本大震災による被災児童へのサポートととして運営されている、コラボ・スクール(宮城県女川町/岩手県大槌町)の活動に用途を指定させていただいたことをご報告申し上げます。
今回もご賛同、ご協力いただいた皆様に改めて御礼申し上げます。第9期ステキ企画は2019年9月1日から2020年8月31日まで継続中…と、例年であれば書くところなのですが、2020年は世界中で猛威をふるう新型コロナウィルス感染症の影響で予定していた出店がすべて流れ、仕事のスケジュールも常に流動的です。幸いなことに7月1日現在、まったく仕事がない月はなかったのですが、お恥ずかしい話、先のことを考えるとTシャツを作るために確保した予算の用途を改めなければならない…というのが正直なところで、現在は Various Techniques の活動を休止しています。
そんな中、僕が大切にしている大好きなライブハウスをはじめとする「夜の遊び場」が壊滅的な被害を受けており、すでにVTのために捻出した予算の半分くらいを各地へのドネーションに割り当ててしまったので、今年の活動はもう少し様子を見て、あらためて予算面から考え直したいと思っています。思えば、2011年もウチの在庫はすべて被災地に送り、在庫ゼロから再スタート〜新作は1着のみ〜販売する機会もほぼなく廃盤という経験をしていて、残りの人生も10年に1度はこういうことが起こるんだという覚悟は持っていなければならない、ということなのかもしれません。
最後に、誰も彼もが難しい時間を強いられる状況ではありますが、もう少し公私共に先が見えてきたら、必ず Various Techniques の活動を再開しますので、どうか見捨てないでください! それと、2020年3月までにお預かりした心意気もございますので、また10月くらいに総額などをご報告申し上げます。よろしくお願いします!

いただいた寄付金受領証明書の画像です。金額につきましては画像をご参照下さい。今回も通常の領収書ではなく、僕個人の名義(個人事業主としての登録名義です。ちょっとモロに住所とか入っているので、画像は少しボカしてあります)で発行していただきました。2020年の確定申告で優遇された額については現在(細々と)継続中の第9期ステキ企画に還元させていただきます。ただ、僕の収入や支出から優遇額を正確に算出するのは難しいそうで、税理士さんの助言をもとに自分でパーセンテージを計算してみました。その公式を明かしてしまうと僕の収入ほかが赤裸々に晒されてしまうので、多少大袈裟な額を乗せさせていただきました、というコトでお許しいただければ幸いです
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ちょっと在庫が薄めですが、よろしくお願いします!

[私事]Various Techniques 17周年と近況。 - 2020.04.03 Fri
2020年4月3日。おかげさまで Various Techniques は活動17周年を迎えることができました。
この時期であれば今季の新作とともに、出店ほかのスケジュールをお伝えして、恒例のSNSによるしつこいゴリ押しと拡散のお願いに突入するところなのですが、最早その事情を書くまでもなく、例のバイ菌(以下:COVID-19)騒ぎのおかげで、なにをしようにも先の見通しが立てることが難しい日々が続いています。目に見えない驚異によって、人の衣を纏って生きる僕たちの世界の弱さみたいなものが、間髪を入れずに次々と可視化されていくという現状に、すでにヘトヘトの状態の方がほとんどだと思います。
しかしまあ、COVID-19 については、ここまでわからないことだらけだと、正直「こっちが聞きたいわ!」という心境です。でも、この「わからない」という状況に対して不安のあまり答えを急ぎすぎても、やれ疑惑だの陰謀だの不都合な真実だのが幅を利かせて混乱が増すばかり。結局のところ、こういう時は確実にわかっていることだけを、蛇足だらけの情報から抽出して行動するしかないんですね。この騒ぎにあって僕が優先すべきは、離れて暮らす高齢の両親が巡りめぐって患うことがないよう務めること、そして高齢の一歩手前にある僕が患うことなく(あるいは誰かに移すことなく)娯楽屋の本分を全うすることに尽きます。できるという保障はまったくありませんが、今はとにかく世相や政治、医学を装った、思慮に欠けたモニター越しの私情や揚げ足取りとは距離を置き、シンプルに自分が善しとすることを静かに実践していきたいと思っています。
最早、この状況を前にしてウチの新作がどうとか、我ながらどうでもいいコトだと思っているのですが(それでも今までと同じく、真剣に取り組みますけど)、これほどの混乱にある2020年の記録となるモノは作りたいと思っています。当然、心底腹立たしいという勢いからのデザインなので、今回はそういう方向性で(苦笑)。現状、出店の予定などもすべて未定ではございますが、まずは作るだけ作ってここにアップさせていただきますので、気が向いたら1着お願いします! それと、今年予定していたシューティングなどのスポーツに適したドライTシャツの新作も考えています。気になる新しい素材との出会いもあり、ぜひ使ってみたいので、こちらも詳細が決まり次第お伝えします。
ひさしぶりに横浜に帰ろうにも緊急事態宣言以前に現状で親に会うのはちょっと怖いし、意識を取り戻してリハビリに励む地元の仲間のお見舞いに行こうにも叶わず、楽しみにしていたイベントのチケットもすべて流れました。こうなると生活サイクル的には繁忙期となんら変わりがなく、そんな中でGW(あるかどうかは別として)前に予定されていた大きな仕事がほぼすべて終わってしまったので、今はVTの作業に集中しますが、それでも手持ち無沙汰感があったりもするので、ここはひとつ景気のイイお仕事もお待ちしております!
最後に、僕が昨年12月くらいから必死に取り組んできた(今年はまだ1滴もお酒を飲んでいません…)、書籍を中心とした仕事の成果が次々と世に出ます。もし、それらが皆様のお気に召したのであれば、その時は難しいことはひとまず置いて自由に楽しんでいただき、こんな状況の中でもまんざらでもないと言える1日の一助となったなら、これ以上の喜びはありません。古典的な表現になりますが、明けない夜はないと信じて皆様におかれましては、今はなにより健康面にご留意いただき、この難局の先に再び訪れるであろう平穏な日常を共に過ごせることを楽しみにしています。

こういった状況なので、残念ながら現在(2020年4月時点)は中断されているのですが、昨年末から横浜DeNAベイスターズが掲げる「コミュニティ・ボールパーク化構想」に基づいたレクチャー、ディスカッション、グループワークなどの体験イベントに参加するようになりました。これは僕が球団の大ファンであるということより、あれほどの規模のビジネスを成功させた、現場人間である僕からすれば住む世界が違う「使う側」である彼らの構造・理屈・願望みたいなものを知っておきたいという、自分がそうなりたいというよりは「つきあい方を学ぶ」という職業的な動機でした。これからお仕事で出会うであろう人のほとんどが世代の違う若者たちであることを踏まえ、自分の昭和脳を再構築したいという思惑もあります。それに、僕自身がハマスタ(横浜スタジアム)で多くのイベントを体験しているので、そこで感じたことや実現までの経緯などを直接聞くこともできるのです(もちろん、話せないことも多いと思いますが)。
それこそ、最初は潜入捜査くらいのつもりで臨み、自分の場違い感に赤面して帰ることになるだろうと思っていましたが、いざ参加させていただくと、講師の方や様々な業界から集まった参加者から、次々と目からウロコというか「なるほどね~」と思わず唸ってしまうような面白いお話を多く聞くことができました。僕に対しても時折、他の参加者から仕事の内容について質問をいただくことがあり、僅かばかりですがお役に立てることもあったようです。この経験が直接、自分の作るモノに大きく反映されるわけではありませんが、持論になりますがグラフィックデザイナーという商売は、依頼を受けた業界(顧客)に対する理解・分析からの提案にかなりのスピードと精度が要求され、そこを怠ることで生じる物怖じや気後れが作るモノの質に悪い影響を及ぼしがちです。それを回避するという意味でもとてもためになるイベントなので、また再開したら積極的に参加させていただきたいと思っています
※当HPをスマホでご覧いただいている皆様にお願いです。当HPはリンクや画像をフルでお楽しみいただくことができる、PCビューモードでの閲覧を推奨します。スマホ版画面右上か右下のモニター型アイコンを選択してください。ご不便をお掛けしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
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この時期であれば今季の新作とともに、出店ほかのスケジュールをお伝えして、恒例のSNSによるしつこいゴリ押しと拡散のお願いに突入するところなのですが、最早その事情を書くまでもなく、例のバイ菌(以下:COVID-19)騒ぎのおかげで、なにをしようにも先の見通しが立てることが難しい日々が続いています。目に見えない驚異によって、人の衣を纏って生きる僕たちの世界の弱さみたいなものが、間髪を入れずに次々と可視化されていくという現状に、すでにヘトヘトの状態の方がほとんどだと思います。
しかしまあ、COVID-19 については、ここまでわからないことだらけだと、正直「こっちが聞きたいわ!」という心境です。でも、この「わからない」という状況に対して不安のあまり答えを急ぎすぎても、やれ疑惑だの陰謀だの不都合な真実だのが幅を利かせて混乱が増すばかり。結局のところ、こういう時は確実にわかっていることだけを、蛇足だらけの情報から抽出して行動するしかないんですね。この騒ぎにあって僕が優先すべきは、離れて暮らす高齢の両親が巡りめぐって患うことがないよう務めること、そして高齢の一歩手前にある僕が患うことなく(あるいは誰かに移すことなく)娯楽屋の本分を全うすることに尽きます。できるという保障はまったくありませんが、今はとにかく世相や政治、医学を装った、思慮に欠けたモニター越しの私情や揚げ足取りとは距離を置き、シンプルに自分が善しとすることを静かに実践していきたいと思っています。
最早、この状況を前にしてウチの新作がどうとか、我ながらどうでもいいコトだと思っているのですが(それでも今までと同じく、真剣に取り組みますけど)、これほどの混乱にある2020年の記録となるモノは作りたいと思っています。当然、心底腹立たしいという勢いからのデザインなので、今回はそういう方向性で(苦笑)。現状、出店の予定などもすべて未定ではございますが、まずは作るだけ作ってここにアップさせていただきますので、気が向いたら1着お願いします! それと、今年予定していたシューティングなどのスポーツに適したドライTシャツの新作も考えています。気になる新しい素材との出会いもあり、ぜひ使ってみたいので、こちらも詳細が決まり次第お伝えします。
ひさしぶりに横浜に帰ろうにも緊急事態宣言以前に現状で親に会うのはちょっと怖いし、意識を取り戻してリハビリに励む地元の仲間のお見舞いに行こうにも叶わず、楽しみにしていたイベントのチケットもすべて流れました。こうなると生活サイクル的には繁忙期となんら変わりがなく、そんな中でGW(あるかどうかは別として)前に予定されていた大きな仕事がほぼすべて終わってしまったので、今はVTの作業に集中しますが、それでも手持ち無沙汰感があったりもするので、ここはひとつ景気のイイお仕事もお待ちしております!
最後に、僕が昨年12月くらいから必死に取り組んできた(今年はまだ1滴もお酒を飲んでいません…)、書籍を中心とした仕事の成果が次々と世に出ます。もし、それらが皆様のお気に召したのであれば、その時は難しいことはひとまず置いて自由に楽しんでいただき、こんな状況の中でもまんざらでもないと言える1日の一助となったなら、これ以上の喜びはありません。古典的な表現になりますが、明けない夜はないと信じて皆様におかれましては、今はなにより健康面にご留意いただき、この難局の先に再び訪れるであろう平穏な日常を共に過ごせることを楽しみにしています。

こういった状況なので、残念ながら現在(2020年4月時点)は中断されているのですが、昨年末から横浜DeNAベイスターズが掲げる「コミュニティ・ボールパーク化構想」に基づいたレクチャー、ディスカッション、グループワークなどの体験イベントに参加するようになりました。これは僕が球団の大ファンであるということより、あれほどの規模のビジネスを成功させた、現場人間である僕からすれば住む世界が違う「使う側」である彼らの構造・理屈・願望みたいなものを知っておきたいという、自分がそうなりたいというよりは「つきあい方を学ぶ」という職業的な動機でした。これからお仕事で出会うであろう人のほとんどが世代の違う若者たちであることを踏まえ、自分の昭和脳を再構築したいという思惑もあります。それに、僕自身がハマスタ(横浜スタジアム)で多くのイベントを体験しているので、そこで感じたことや実現までの経緯などを直接聞くこともできるのです(もちろん、話せないことも多いと思いますが)。
それこそ、最初は潜入捜査くらいのつもりで臨み、自分の場違い感に赤面して帰ることになるだろうと思っていましたが、いざ参加させていただくと、講師の方や様々な業界から集まった参加者から、次々と目からウロコというか「なるほどね~」と思わず唸ってしまうような面白いお話を多く聞くことができました。僕に対しても時折、他の参加者から仕事の内容について質問をいただくことがあり、僅かばかりですがお役に立てることもあったようです。この経験が直接、自分の作るモノに大きく反映されるわけではありませんが、持論になりますがグラフィックデザイナーという商売は、依頼を受けた業界(顧客)に対する理解・分析からの提案にかなりのスピードと精度が要求され、そこを怠ることで生じる物怖じや気後れが作るモノの質に悪い影響を及ぼしがちです。それを回避するという意味でもとてもためになるイベントなので、また再開したら積極的に参加させていただきたいと思っています
※当HPをスマホでご覧いただいている皆様にお願いです。当HPはリンクや画像をフルでお楽しみいただくことができる、PCビューモードでの閲覧を推奨します。スマホ版画面右上か右下のモニター型アイコンを選択してください。ご不便をお掛けしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
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