2017-11

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[Products_2003_2007]誰かの夢のそばに。 - 2013.05.19 Sun


photo:Takeo Ishii

 2012年4月。僕が最初に知り合ったシューティング仲間(知り合った当時、僕は16でした)であり、今でも大切な友人のひとりである「名人」ことモゥリ トモヒロさんが、長年の夢を叶えるべく渡米しました。

 モゥリさんのみならず、国内で腕を磨くシューターたちにとって、アメリカで年1回開催される「NRA BIANCHI CUP」は常に話題になるビッグマッチのひとつであり、いつか出場したい……という大きな目標のひとつでもあります。モゥリさんは2012年5月23~25日(現地)にミズーリ州・コロンビアの Green Valley Rifle & Pistol Club にて開催される、その2012年大会に出場するのです。

 おそらく、本当にたくさんの方のサポートがあって実現したであろう夢への挑戦は、モゥリさんが居候からはじまって、滞在中ず~っとお世話になりっぱなしだったというイチロー・ナガタさんのブログ「TACTICAL LIFE」上で、ほぼリアルタイムで綴られていました。そして練習開始から数日、その悪戦苦闘の様子を知るたびに、正直のところ「超ウラヤマシイ。でもチョット胃がキリキリする」そんな心境でした。

 その後も「モゥリさんのスクスク成長日記」とも言うべき記事を毎日拝見させていただき、いよいよ本場のカップガンをモノにした(?)モゥリさんは、練習とはいえフォーリング・プレイト(以下プレイト)やムーヴィング・ターゲット(以下ムーヴァー)をクリーン(満点)するまでに至り、なんだか僕もモニターの前で毎晩(というか深夜に)ひとりコーフン状態。この頃の僕は仕事が大繁忙期にあり、連日朝まで働いていたのですが、それはもう励みになりました。

 そして5月23日から競技がスタートしました。初日、モゥリさんはプレイトをクリーンし、2日目のバリケードもクリーンと絶好調。そして、BIANCHI CUP 最大の難関と言われるムーヴァー、プラクティカルの2競技を控えた前夜、モゥリさんは久しぶりに更新したSNSで宣言したのです「明日は Various Techniques のシャツを着て撃つ」と。世界の檜舞台で僕が作ったウェアを着てくれるなんて、そりゃ嬉しいに決まってるんですけど、なにより感動したのは長年描いていた夢のお供にウチを選んでくれたコトです(まさかアメリカまで持っていっているとは知りませんでした……)。

 2012年5月27日、日本では BIANCHI CUP に魅せられたシューターたちが静岡県は掛川に集う、毎年恒例の「JANPS予備校」開催日でもありました。ウチのシャツ云々はまったく話題にもなりませんでしたが、掛川に集う仲間たちにとってもモゥリさんの奮闘は当然話題になっていました。この日、はじめて掛川でJANPSの競技(コチラの記事もどうぞ!)を体験させていただいた僕は、その魅力に思いっきりハマってしまい、場所も道具も違うのですが「モゥリさん、本場でウチのシャツ着てコレ撃ってんだな~」としみじみ思ってしまいました。この前夜、実は宿泊した掛川のホテル、そのマッサージ(チェアー)ルームで、大先輩であり過去に本場の出場経験を持つミズタニ テツヤさんから BIANCHI CUP にまつわる面白いお話をたくさんうかがっており、僕も僕で BIANCHI CUP にドップリの週末だったのです。お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。

 楽しかった予備校も無事お開きとなり、僕は27日深夜に帰宅しました。そしてモゥリさんの最終日、難関と言われる2競技の結果を、石井健夫さんのブログで知りました。競技の結果だけ見れば少々悔いが残るのかもしれませんが、石井さんの記事の結びにあった、夢を成し遂げて感極まり涙に咽ぶモゥリさんの写真を見て、ガラにもなく僕もメチャクチャ心の汗をブチまけてしまい、仕事の電話とかしなきゃいけないのに、暫くナニもできませんでした。もうこうなるとウチのシャツがどうとか全く関係ないんですけど、モゥリさんの夢に少しでも彩りを添えられたかと思うと、本当に光栄です。

 それでは2012年5月25日。モゥリさんの最終競技となったプラクティカル・イベントの模様です!


photo:Takeo Ishii

競技開始直前。なんか超イイ笑顔です! ちなみに、BIANCHI CUP では競技に使うペーパーターゲットは自分でセットするのです


photo:Takeo Ishii

競技がはじまりました。プラクティカル前半の難関、10ヤード(約9.15メートル)のウィークハンドによるシュート。ここも難なくこなし、ここから15、25、50ヤードとどんどんターゲットが遠くなっていきます


photo:Takeo Ishii

競技終了。50ヤードはプローンで撃ったのがわかります。モゥリさんはこれで全競技が終了。家に帰るまでが旅とは申しますが、1ヶ月に及ぶ夢の日々はひとまず大団円を迎えました




モゥリさんが着てくれた、2003年9月に製作した「V.T.002」です。その名のとおりウチの2作目にあたるウェアなのですが、当時、Various Techniques はまだ立ち上げたばっかりで、出店の予定もなく、当HPもなく、ただやみくもに思いついたモノを作っているだけだったにもかかわらず、縫製からオーダーメイドというフットボールウェアをベースに刺繍も使いまくりで、気がつけば原価が6200円。それでもなんとかなるだろうと思って作ってみたら、案の定あんまり売れなかった(原価割れだったのに)……というムチャクチャな、そして以降数年に渡ってウチの財政を苦しめた超問題作です。逆にお買い求めいただいた方は今でも全員覚えていますし、本当に感謝しています。モゥリさんは当時からず~っと大きなマッチでは、よくV.T.002を着ていただいており、もしそこまで長く愛されるモデルとなることがわかっていたら「東欧の、スポンサーもいない弱小フットボールチームのユニフォーム」なんてテーマでデザインしなかったのに……。その反省も踏まえて、2014年は久しぶりにハイテク素材のウェアも作ってみたいな~


 最後に、BIANCHI CUP を戦いながら撮影もこなし、今回画像をご提供いただきました石井健夫さんに御礼申し上げます。石井さんも学生の頃からず~っと BIANCHI CUP への挑戦が大きな夢であり、数々の困難を乗り越えて2000年に初出場を果たしました。その時、夢のお供にしてくれたポロシャツが、Various Techniques を立ち上げる以前、1995年(18年前!?)に僕とドクター・アキの愛称で知られる、尊敬する大先輩でもある朝倉さんと一緒に作らせていただいた「輝け!! 第1回プレート名人大賞(このネーミングが、後にモゥリさんの「名人」というニックネームに繋がるのです)」開催記念ウェアだったのです。マッチそのものも忘れられない良い想い出ですが、勤務先で導入したばかりの Macintosh を使って、それこそマウスと人差し指だけで作った想い出深い、いわばウチの原点ともいえる1着です。いつかあらためて、じっくり紹介させていただきたいと思っています。そしてこれからも、たとえそれがどんなことであっても、誰かの夢のそばにあっても邪魔にならない、そんなモノ作りに精進していきたいと思います。



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[Products_2003_2007]V.T.003r1 - 2007.10.01 Mon

2007年7月24日納品(正式な販売は2007年9月より)
ベースシャツ:United Atule 5942ほか
プリントカラー:イエローほか
ベースカラー:ブラックほか

[メモ]
 2007年9月30日、東京で開催されたトイガン・イベント「Cool style TOY 2」にてデビュー。ウチのラインナップの中でも、特に生産量が少なかった(というか全く売れなかった)003Tシャツを意地でリニューアル。のつもりが、そのグラフィックは完全に別物。ここまでやれば DJ ◯onda とは言われまい、という意地だけで作りました。

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[Products_2003_2007]V.T.009 - 2007.10.01 Mon

2007年8月1日納品(正式な販売は2007年9月より)
ベースシャツ:United Atule 5607ほか
プリントカラー:ホワイト ブラックほか
ベースカラー:ブラック ホワイトほか

[メモ]
 当初は「ガッチャマンみたいなラグランを作りたい!」という思いつきで、V.T.001の版を使って販売検討用の試作を製作したところ思いのほか好評で、専用の新規グラフィックを起こして2007年9月30日、東京で開催されたトイガン・イベント「Cool style TOY 2」にてデビュー。この年の夏は偶然にも七分袖ラグランがブーム。結果的にソコに便乗するカタチに。2013年に開催した展示会では、再生産のリクエストを多くいただいており(ありがとうございます!)、いずれは細部を見直してリニューアル版をご用意できれば、と思っています。

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半袖モデル

#009b

七分丈モデル

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パッケージカード



半袖モデル完売後に製作した七分丈モデルは、ウチの ONLINE STORE 開設記念企画「NEW MODEL 5(新作を5週連続で5着発表するという内容です)」の1着として発表し、イベント出店でも販売しました



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[Products_2003_2007]V.T. button badge 2nd - 2007.08.01 Wed

2006年2月納品
直径25mm
全2種

[メモ]
売る機会に全く恵まれないウチに、在庫の大半が錆びてしまったという悲劇のアイテム。結局、状態がイイ在庫をイベントでお客さんに無料配布してお開き。カンバッジは在庫の保存方法が難しいという教訓は得ましたが、高い授業料でした。

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[Products]V.T.008 - 2007.08.01 Wed

2007年1月上旬納品(正式な販売は2007年2月より)
ベースシャツ:United Atule リブ付きロンT
プリントカラー:レッドほか
ベースカラー:ブラックほか

[メモ]
 2007年2月4日、東京で開催されたトイガン・イベント「Cool style TOY」にてデビュー。ウチの初ロンスリ。初版のプリントカラーを赤にしたのは、かつて多くのシューターたちに愛用されたアーニーヒルのロンスリによる影響特大です。近年、スポーツの世界ではハイテク素材を用いたロンスリが主流になりつつあり、いずれはウチでも挑戦したいと思っています。

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[Products_2003_2007]V.T.006 - 2007.08.01 Wed

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2006年12月27日納品(正式な販売は2007年2月より)
ベースシャツ:United Atule ラインポロ
プリントカラー:ホワイト
ベースカラー:ネイビー

[メモ]
 2007年2月4日、東京で開催されたトイガン・イベント「Cool style TOY」にてデビュー。以前からリクエストがあったにもかかわらず、自分がポロシャツというツラではないから、という理由だけで製作が遅れていた問題作。個人的な嗜好から、ラインポロ以外のチョイスは考えられませんでした。



なんか楽しそう



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[Products_2003_2007]V.T.001r1 - 2007.05.18 Fri

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2006年2月1日納品(販売は2006年3月より)
ベースシャツ:United Athle OUT FITほか
プリントカラー:ホワイトほか
ベースカラー:ブラックほか

[メモ]
 ウチの第1号モデルである V.T.001 のリニューアル仕様です。立ち上げから2年間は仲間たちに支えてもらいながら細々と手売りを続け、タマに出店しても売り上げゼロという、いま思えば地獄のような状況でした。2006年からイベント出店の機会が増え、そこで心機一転というか3年目にして原点回帰という早すぎる決意のもと製作しました。ちゃっかり専門誌などにも掲載してもらったり、本当に各方面でご助力をいただいたおかげでご好評をいただき「これなら続けられるかも」と思えるキッカケとなった思い出深いモデルです。これからも節目のタイミングで細部を見直しながら再生産しようと思っています。



当時の宣伝バナーです



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[Products_2003_2007]V.T.M.C - 2006.12.16 Sat

2005年4月19日納品(非売品)
ベースシャツ:anvil 5.6oz
プリントカラー:レッド ホワイト
ベースカラー:ブラック

[メモ]
 全く予想もしていなかった05年の結婚ラッシュに便乗して製作。通称、毒ラヴァコレ。ペアでプレゼントしたものの、誰も着てはいないだろうと確信できます。さらに言うなら「小さくて着られない」という惨事をさけるためにカミさんようはちょっと大きめに作ったのですが、結果「アンタの友達はアタシをどんだけデカいと思ってるワケ?!」と、あらぬ言いがかりでケンカになったらどうしよう……なんて不安を抱えることとなり(まあ考えすぎなんですけど)、結局、このテーマでTシャツを作るのはやめよう、と思いました。

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[Products_2003_2007]V.T.D.I.Y - 2006.10.28 Sat

2005年4月19日納品(販売は2005年5月4日)
ベースシャツ:anvil 5.6oz
プリントカラー:リフレクター
ベースカラー:OD ネイビー

[メモ]
 2005年5月、東京は町屋で開催された超濃いめのオモチャ系イベント「じっせん2005」開催記念Tシャツです。濃いめのイベントに合わせて、1983年にアメリカで発売された G.I.JOE のプレイセット「J.U.M.P.」に付属した飛行用バックパックという、超濃いめのモチーフでグラフィックを作ったら案の定ドン無視で泣きそうになりました。ほとんど押し売りに近い形で奇跡の完売。海外からのお客さんにバカ受けだったのがせめてもの救いです。

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会場の上映スペースで行われたディスカッションの模様。左端が僕です



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[Products_2003_2007]V.T. button badge - 2006.09.02 Sat

2004年8月納品
直径25mm
全6種

[メモ]
 カンバッジはTシャツと同じくらい作ってみたかったグッズです。パッケージの写真は1997年7月1日、中国に返還された当日の香港は重慶大履(チョンキンマンション)の裏道で撮影。そして同日夕方、チョンキンマンションは火事になりました。幸い大事には至りませんでしたが、A棟15Fに宿泊していた僕は「ああ~、終わった~」と思いました。

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Author:vt4126x
小学30年生。やればできる子。

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2017 / 07 / 23 sun
The VICTORY SHOW 83th
@東京都立産業貿易センター台東館
(東京/台東区)
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2017 / 08 / 20 sun
JAPAN STEEL CHALLENGE 32th
@東京都立産業貿易センター台東館
(東京/台東区)
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