2011-05

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[私事]After 0311_β - 2011.05.25 Wed

 震災から約2ヶ月が経ちました。大地震、大津波がもたらした甚大な被害に加えて、原発事故による「見えない脅威」は現時点でもその全貌を見渡すことすらできません。生活、経済、政治、そして被災地の復興に於いて「長期的かつ安定した」道筋は未だ混沌の中にあり、未曾有の事態であるが故の葛藤はまだまだ続きそうです。

 そして、また夏がやってきます。以前から僕はしつこく「夏大好き!」とココで書いてきましたが、今年ばかりは呑気なコトを言っていられません。僕が従事する出版業界に限って言えば、生産地だけではなく、在庫をストックしていた東京湾岸の倉庫の多くが被災し、結果的に大打撃を受けてしまった紙、そしてインクの不足から始まり、先日ニュースにもなりましたが業界全体の節電への取り組みとして、月刊誌ならびに書籍の校了日が夏期は原則48時間前倒しされることになりました。たかが48時間という印象もあるかと思いますが、雑誌の制作に於ける消費電力のピークは校了から配本までの1週間で、この期間を長くとって1日の消費電力を抑えることが可能になります。更に、これは個人的な予想ですが、雑誌の特集内容によって生じる増ページや部決(印刷部数の調整)に対しても少なからず制限が入ることになるでしょう。おそらく、どこの業界も今夏に向けては節電対策に頭を抱えている状態だと思われますが、粛々と、そして飄々と乗り切りたいですね。「やりゃあできるじゃん」という新たな自信につながるように。

 そして、前回の記事に続いて私的な話なのですが、仕事ではないにせよ、一応は服を作らせていただいている身として、この震災に対してナニかできるコトはないのか……と足りないアタマで猛烈に考えた結果、半袖の需要が高まるこの時期こそと思い立ち、ウチの在庫(半袖Tシャツ17着。子供用ほか幅広いサイズの在庫がありラッキーでした)と、仕事で手がけたタオルのサンプルなどをまとめて支援物資(というか差し入れ)として送付させていただきました。とにかく需要が逼迫している地域に、と情報を集めた結果、今回は宮城県気仙沼市で障がい者支援活動を行っているNPO法人さんのお世話になることにしました。こちらのNPO法人さんは、現在は従来の活動に加え被災された方々への多方面にわたるケアに注力、支援物資の配布方法にも物資を無駄にしない工夫がされており、アフターレポートほか活動報告などの気配りもしっかりしていて、偉そうな書き方ですが誠実な印象を受けました。

 今回、物資を送付させていただくにあたり、ツテを辿る前にまずは検索だろうと思い、アレコレとキーワードを入力した結果、まあ、コレは世の常なのか、はたまた真実なのかは知りませんが、やたらと「支援物資が余ってる」だとか「倉庫に積まれたまま被災者に配られていない」といった内容のネガティブなニュース(しかも、ソースは同一でブログ記事などのコピペばかり)が次々とヒットしました。経験上、古今東西、極化した事象以外はなかなか人の心に残らないことは解っているつもりですが、じゃあ止めようかなってのもシャクなので、もう少し情報収集の幅を拡げてみました。ただ、僕自身がVarious Techniquesの活動を通じて思い知ったコトがいくつかあり、そのひとつがこの国に余っている(眠っている)新品Tシャツの総量です。例えば、当ブログにお越しいただいている皆さんの部屋、そのタンスの中に「もらったはイイけど着る機会ねえなあ~」というTシャツがありませんか(ウチのシャツとか……泣)? イベントの参加賞に賞品、そして旅の土産に懸賞品、はたまたコレクターズアイテム……。夏に訪れた外国人観光客(特にヨーロッパ方面)が驚くほど、日本はTシャツの着用率が高く、同時にダダ余り率も高いのです。かつて僕自身がこの現実を前に「こんな状況でウチのシャツを選んでもらうなんて不可能だ……」と軽く絶望したこともあり、そんなモノを被災地に善意だなんだと送りつけても迷惑なんじゃないかとも思い、忙しい最中にお手を煩わせるのもアレかと思いながらも、最初に情報をいただいた先述のNPO法人さんにアポを取ったところ、少なくとも気仙沼市については「現実的には全く足りていません」といった内容のお返事をいただき、こりゃ大変だ、とマッハでブツを送付させていただきました。そして、いつもお世話になっている近所のヤマトさんにも少々無理を聞いていただき(いつもすみません……)、ブツは5月24日に行われた支援物資の配布に間に合いました。この場を借りて、スタッフの皆様、ボランティアの皆様に御礼申し上げます。

 正直、それが被災された方、ボランティアの方、それともどんなカタチで誰の手に渡るのかもわかりませんが、とにかく誰かに着て欲しいという作り手のエゴが、こんなとんでもない不幸の中で微細ながらも役に立つとは夢にも思いませんでした。こういった活動が支援として成立するのであれば、前回の記事でも書いた「製作費の寄付」をはじめ、今後も被災地への支援を継続するつもりです。でも、それはウチが夏から予定している新作を作るための免罪符、あるいは禊ぎなのかもしれませんし、単に僕が偽善に酔っぱらっているだけかもしれません。でも、やらないよりはマシだと僕自身が思える偽善があるのなら、キレイゴトだろうがなんだろうが、手段と目的が逆転しない範疇でかかわっていければ、と僕なりに真剣に考えています。

 最後に、重ねて申しますが、当ブログはVarious Techniquesの活動を報告させていただく場なので書きましたが、今回はウチの売り上げとかではなく、単純に僕個人の責任の範疇による行動であり、今後も売り上げ(万年赤字のクセに!)をアテにしたチャリティーなどの企画は考えていません。それどころか、ナニかをしたところで報告さえしないかもしれません。そしてココはご理解いただきたいのですが、当記事は「オレもやったんだからオマエもやれ」という類ではなく、ましてややり方を限定する意図もありません。よって、お世話になったNPO法人さんのお名前もココではあえて公表は控え(まずは検索を通じて、様々な活動を知っていただく事をお勧めします)、もし興味がお有りの方がいらっしゃいましたら、当ブログのメッセから連絡をいただければ対応させていただきます。今後もうしばらくは、こんな具合の記事が続くことになると思われますが、次回あたりに出店&新作のご報告もできたらイイな~、なんて思っています。



2011年6月10日加筆:後日、先述のNPO法人さんからお礼状をいただきました。その文面中で、NPO法人さんも活動拠点だったいくつかの事務所を津波で失ったことをはじめて知りました。そして結びの一文に「復興後の生まれ変わった気仙沼に、ぜひおいでいただきたいと思っております」とありました。胸を打つ言葉、御礼の意を兼ねて加筆させていただきました。
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