2017-08

[三文役者コラム]「深夜に走る」というコト。第4夜 - 2014.10.31 Fri

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 2013年11月下旬。脚も歯も無事完治して深夜高速徘徊を再開しました。とはいってもケガの再発の可能性もあるので、あんまり調子に乗って遠くまで行かないでくださいね〜、と先生にクギを刺されていたので、しばらくは中1日、3kmペースを続けていたのですが、10mくらいしかまっすぐに走れないという超ポンコツ状態~すぐにケガをして1ヶ月近くお休み、という情けない状態からは脱して、なんとなく走るコトに身体が慣れてきた……ような気がしました。ただヒィヒィ言いながらドタバタと前に進んでいただけの頃とくらべて、周囲の環境や景色に意識を向けられるようになったと同時に、このコラムのタイトルでもある「深夜に走る」というコトのリスクと、明るい時間には決して起こらないであろう不可思議な現象をいくつか体験したので、今回はそんなお話を……。

 人の本性は誰も見ていない場所で顕在化する。これはよく知られたこの世の真実であり、だからこそ夜道のひとり歩きは控えるようにと注意されるワケですが、実際、深夜にひとり黙々と街を走っていると日中では決してお目にかかれないオモシロイ人や不埒者に出くわします。たとえば、信号も守らずアーケード商店街をものスゴいスピードで爆走するコンビニの配送車、神田川沿いのウォーキングルートをこれまたスゴいスピードで爆走するブレーキ未装着の競技用自転車(おかげで後日チャリどころか人さえも通りにくい間隔でポールを立てられてしまいました……)、ひたすら路上の石を打ち飛ばす、ソレを練習だと思い込んでいるゴルフおじさん、僕と一緒に走ろうとするお調子者の泥酔おじさん、あんまり隠れようという意思が感じられない過激すぎる逢い引き(これは悪いというより気まずいですよね)……などなど。

 思えば、ランニングとは関係なく、居眠り運転のタクシーに跳ねられそうになったり(マンガのようにジャンプして避けました……)、新宿中央公園で犬が好きすぎるオジさんが連れてきた大量のデカいワンちゃん(獰猛)のリードを一斉に外し、始発待ちの僕らがオバQばりに公園を逃げ回るハメになったり(もう20年以上も前の話ですが……)、僕自身が超夜型人間なのであんまり言いたくはないんですけど、やはり深夜というのは身に覚えの悪い人たちの活動時間という側面は否定できません。

 ちょっと本題から逸れますが、そんな深夜のよろしくない経験の中でも特に忘れられないお話をひとつふたつ。7年くらい前でしょうか、仕事の帰りに神田川沿いの公園を歩いていたらケータイが鳴り、僕は公園のベンチに腰掛けて通話を続けていました。するとどこからともなく若い男性が現れ、わざわざ僕の視線の先に流れる神田川を遮る位置に陣取り、彼も神田川を眺めていました。僕はしばらくは気にも留めずに喋っていたのですが、ふと彼に目をやるといつの間にかジャージをズリ下ろし(フルチン)、腰を不規則にカクカクさせながら愚息をイジッて(!)いたのです。命の危険であれば話は違うのでしょうが、あまりに意味不明な状況に直面すると、不思議なモノでただただ苦笑いしかなく、僕は静かに、普通に会話を続けながら、その場を去りました。ありゃいったいなんだったんでしょうか。

 そして、これも忘れられないというか、自分でケリをつけられなかったという後悔が残っているコトがあります。3年ほど前、真冬の話なのですが、やはり深夜にめずらしく泥酔状態で家まで歩いている時、通りかかった公園からスーッと自転車に乗った若い女性が出てきたのですが、後ろから自転車を泣きながら追いかける全裸の少女が現れました。自転車の女性は少女を無視して走り続け、追いかける少女と共に角に消えて行きました。あまりに突然だったコトと、僕自身が泥酔状態だったので「あれ~、オレ相当に酔ってるのかな~」と、しばらく考えてしまったのですが、いやコレは普通じゃない! と思って僕もその角まで走って追いました。が、残念ながら自転車も少女も見失ってしまい。とりあえず公園に戻ったところ、そこにひとりの老人が立っていました。その老人はどうやらコトの一部始終を見ていたようで「いったいなにをやってるんだ!!」と怒鳴っていたので、僕は老人に事情を聞こうと話しかけました。すると、老人は僕と目を合わせることもなく突然、演歌だか浪曲だか知りませんが大声で歌い始めたのです。またしても完全に意味不明な状況に直面し、今回もまた苦笑いしかなく、僕は歌い続ける老人を置いて帰りました。帰宅してから、まったく理解できない(それでいて個人的には許しがたい)出来事を整理した結果、老人はともかく昭和でさえ滅多にお目にかかれないような我が子への躾(そう言っていいかも怪しいものですが)を目撃しました~おしまい、というワケにもいかないだろうと判断し、現場近くの交番に出向いて事情をすべて話ました。正直のところ、あまりにも内容がおかしすぎて、人に話しても信じてもらえないレベルだと我ながら思いますが、これはホントの話です。

 と、いうワケで、深夜のランニング以前にオカシな経験が過去にいくつもあったので、深夜に走ると決めた時点である程度はわかっていたというか、どこかに「そういうもの」という意識があったのでしょうか、ランニングで出くわした不埒者たちの振る舞いには(そのほとんどが絶対にやってはいけないコトばかりだったとはいえ)正直、危ないとは思いましたがさほど驚きませんでした。が、12月の上旬、ついにランニング中にそれは起こりました。最早、深夜がどうこうではなく己の宿業が呼び寄せるのか、と呆れるばかりでしたが、その詳細は次回あらためて。
 
(つづく)



深夜3時。都電荒川線早稲田駅です。僕の生まれ育った街はJR(当時はまだ国鉄でしたが)と京浜急行線の車両基地、そして港に挟まれた位置にあり、港に上がった貨物を運ぶ路線も含めると周囲は線路だらけでした。子供の頃は車両基地も港もセキュリティがザルというか、ぶっちゃけ入り放題の遊び放題で、そんな記憶とともに、ふと「この線路を走って王子くらいまで行ってみようか……」という衝動にかられるワケですが、それをやってしまうと僕も「深夜の不埒者」にカウントされてしまうので、ここはグッとガマンをするのです……。なんて冗談はさておき、実際のところ線路は足場が悪すぎて走るのはほぼ不可能で、視界の悪い時間にそんなコトをしたら確実にケガをします。幼い頃、それで線路に思いっきり顔面を強打したらしく(なぜか僕の記憶にはないのですが)、僕の顔には今でもその時の傷が残っているのです



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