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2020-08

[Products_2018_2022]SHOOTING MACHINE と、僕と。 - 2019.03.11 Mon






 僕がトイガン・シューティングという遊びと出会ったのは15歳の時でした。

 拳銃=ミリタリーという無骨な図式とは趣が異なる「競技のためだけに特化された道具を用いた純然たるスポーツ」というコンセプトが、当時の僕にとっては最高にクールに映り、友人と共に訪れた浜松町の東京タワーボウリングセンター(現在は閉館)で定期的に開催されていた「MGCモデルガンショー」で体験コースを撃たせていただいたのが、この沼に落ちる(しかも頭から)大きなキッカケだったと記憶しています。

 まだ中学生だった僕にとって、「MGCモデルガンショー」や「ジャパンビアンキカップ」は、背伸びしないと近寄れない大人の世界であり、そこに集う諸先輩方が醸し出す「道楽の達人」感は僕が憧れる理想の大人像そのもの。その中でも特に異彩を放っていたのが「SHOOTING MACHINE」という愛好家のクラブでした。もう名前からして最高にカッコイイのですが、彼らは当時、毎週末行われていた原宿の歩行者天国でモデルガンを用いたデモンストレーションを開催していました。当時のMGCモデルガンショーやジャパンビアンキカップの予選・体験会は、東京タワー以外に日比谷や横浜(なんと氷川丸!)でも開催されており、「大人の世界」に「都会的」という、思春期の大好物が濃縮されたかのようなシーンを牽引する集団だったのです。そして極めつけは、彼らが主催した(そして現在では国内最大規模にまで成長した)トイガン・シューティングイベントである「ジャパン・スティールチャレンジ」の第1回大会の会場が、高層ビルに囲まれた新宿副都心のど真ん中という…。なんかもうカッコイイにも程があるというか、当時のシーンは僕が大好きな所謂「ストリートカルチャー」の雰囲気も併せ持っていたのです。

 その後、僕は現在の仕事の下積みに集中するため(子供のころからの夢の瀬戸際にあったこと、それと収入も不安定だったので)上京とほぼ同時に3年ほどシューティングから離れ、22歳の時に復帰というか、それまでとは比較にならないくらい真剣に、この遊びに取り組むようになりました。そんな中で、SHOOTING MACHINE のメンバーやたくさんの先輩方に可愛がっていただくようになり、この頃に出会った仲間たちとのご縁がなかったら、今頃はトイガン・シューティングを続けてはいなかったと思います。

 それから時は流れ2015年くらいでしょうか、SHOOTING MACHINE のユニフォームをリニューアルしたいというオファーをいただきました。今だから正直に書きますが、あれだけ憧れていたわけですから当然、僕も SHOOTING MACHINE に入りたかったのですが、当時は真っ赤なモヒカン頭だった僕がここに加わるのは無理だろうな〜と内心思っていました。それと、当時は関東近県で結構な数があったシューティングクラブも90年代中頃には、ジャパン・スティールチャレンジの運営などを通じていっそう結束が強くなり、あまりユニフォームを着なくなっていったのです。今回のリニューアルも、クラブとしての復活とかではなく記念品として作りたいという要望で、当時からの仲間であれば SHOOTING MACHINE のメンバーを問わずに着てほしいとのことでした。となれば、僕も労せずして憧れだった SHOOTING MACHINE のシャツをデザインした上に袖を通すことができるわけで、1秒間に2万回頷いてお受けしました。

 その後、諸々の事情あって製作は2018年に入ってからになるのですが、そこから順調に作業は進み、2018年のジャパン・スティールチャレンジ会場にて晴れてお披露目となりました。各部のアイコンについては具体的なデザインのリクエストをいただいていたので、そこに自分のアイデアを加えて全体をまとめるという流れだったのですが、昇華プリントならではの細かい処理というか小ネタを目立たないように入れ込みました。今回は先代のユニフォームが持つ雰囲気を残しつつ、全体に手ぬぐいや浴衣などに用いられるシンプルな文様をグラデーションで配置して、和の風合いを強調してみました。これは今も海外を拠点にシューティングを続けている先輩や、定期的に海外のマッチにエントリーされている仲間に現地でも着てほしいという思いからです。正直、海外で活躍する日本人が皆、その出自を背負う必要はないとは思っているのですが、かつてこのウェアのデザインを担当させていただいた時、「各国のアイデンティティで構築されたデザインは見映えも良いしカッコイイ」と素直に思ったので、それを踏襲しました。それと襟、袖が黒なのは実銃の場合はトイガンとくらべてウェアが汚れやすいので、それが目立たないようにするため。脇腹の黒ラインは僕たちの世代が着ることを考慮した「着痩せ効果(笑)」が狙いです。

 おかげさまで、袖を通していただいた多くの先輩方からお褒めの言葉をいただき、僕も当時の自分に「オマエさあ、ウン十年後に SHOOTING MACHINE のユニフォームをデザインすることになるから。いやいや、ウソじゃないって」と教えてやりたいくらい嬉しかったです。現在、僕は Various Techniques の活動というカタチで微力ながらトイガン・シューティングシーンに貢献させていただいている立場上、おそらく特定のユニフォームを着る機会は少ないと思われますが、いつかこれを着て試合の場に立ちたいと思っています。




昇華プリントのウェアは生産工場によって使える色数や入稿形式、ストックしている生地や納期などが大きく異なり、製作期間中はかなり細かい打ち合わせを重ねました。画像は全体の色味やバランスを確認するための縮小版サンプルです。僕が作った台紙データをもとに工場で自社のインフラに適した近似色に置き換えたり、縫い代に合わせて色面を足したりする工程で、元のイメージとの差違が生じていないかを確認します。今回は微妙に色味が異なる3種のサンプルを用意していただき、その中から最も見映えが良い(そしてイメージに近い)配色パターンを選びました

僕が立場に関係なくモノ作りを楽しむ上で大切だと思っているコトを付記しますと、この「イメージ」という表現はなかなか厄介で、こうしたサンプルや校正紙などの確認作業においてイメージと違うという状況が発生した場合、真っ先に考えなければならないのが「なぜイメージと異なるのか」という原因を遡って検証することです。なぜなら、そのイメージがデータとして成立していたとしても、それでもなお、作った側の脳内に描かれたイメージには具体性、あるいは物理的な実現性が欠けていた可能性もあり、必ずしも印刷・プリントの工程だけで生じるとは限らないからです。今回は工場のスタッフさんが提案型のサンプルを揃えてくれたので、自分の実力以上の仕上がりとなり、すごく嬉しかったです



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小学30年生。やればできる子。

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92th The VICTORY Show
2020 / 01 / 12 sun 13 mon
@東京都立産業貿易センター台東館(東京/台東区)
Various Techniques は13日のみの出店となります
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